【DragonTouch 4Kモバイルモニター S1 Pro】実機レビュー、2.6万円で実用的
最近、M1チップ搭載のMacBook Airを購入して超快適なPCライフを送っています。でも13インチノートパソコンって持ち運びには最高なんですが、家で使うともうちょっとでかい画面が欲しくなるんですよね。
お手頃価格で、しかも綺麗なディスプレイをもう一枚。
というわけで、USB-Cケーブル1本でマルチディスプレイ環境が作れる15.6インチの「DragonTouch 4Kモバイルモニター S1 Pro」が届きましたのでレビューして行こうかと思います。
※本製品はDragon Touch Japanから提供していただいています。
【Amazon】DragonTouch 4Kモバイルモニター S1 Pro
目次
- モバイルモニターの特徴
- そもそもDragon Touch Japanってどういうメーカー?
- 良い点
- 悪い点
- スペック
- 梱包は必要十分
- 開封からすぐに使える同梱物
- 2年の製品保証登録
- 日本語対応の説明書
- 操作ボタンが使いやすい本体デザイン
- マグネット部分は強力
- 非光沢4Kディスプレイは非常にきれいで情報量多め
- 色は寒色強め
- 非光沢で映り込みは少なめ
- IPSディスプレイならではの視野角
- 一本のケーブルで気軽に接続可能
- 角度調整はイマイチ
- 外部スピーカーは必要かも
- おすすめできる人
- おすすめしない人
- まとめ
モバイルモニターの特徴
モバイルモニターは持ち運びができる小型軽量モニターのことです。
小型軽量なので場所を選ばずにマルチディスプレイ環境を構築できたり、プレゼンテーション用に相手に画面を共有しながら使うということも可能です。
マルチディスプレイ環境が手軽に作れるので、片方のディスプレイでは文章を作成し、もう片方のディスプレイでは元データを表示させておくといった使い方もできちゃいます。
モバイルモニターは高解像度なものから高リフレッシュレート対応のものまで、幅広い製品から選択可能です。今回は4K解像度15.6インチのものをレビューします。
そもそもDragon Touch Japanってどういうメーカー?
Dragon Touchは2011年にタブレットPCブランドとして誕生しました。2013年以降、米Amazonで人気タブレットPCランキング1位になるなど、低価格のタブレットとして北米、南米、ヨーロッパ、アジアなどで人気を誇っています。
近年では日本Amazonにも進出し、低価格でコストパフォーマンスに優れるデバイスを提供しています。また、タブレットのみならず、モバイルモニターもリリースされ、より一層広まりを見せているメーカーです。
良い点
- USB-C一本で出力可能
- 15.6インチはノートPCとの相性バッチリ
- 4Kディスプレイならではの美しさそして情報量
- ロールキー操作ボタンの使い勝手
- 2.19 kg(本体のみ832g)で持ち運びもラクラク
悪い点
- スピーカー音はこもっていて高音に弱い
- もう少し角度調整を細かく設定したい
- デフォルト設定では寒色強め
スペック
製品名 | DragonTouch 4Kモバイルモニター S1 Pro |
---|---|
サイズ | 36.3 x 22.3 x 0.9 cm |
重量 | 2.19 Kg(本体のみ832g) |
パネル | 非光沢 IPS |
解像度 | 4K(3840×2160) |
コントラスト比 | 1000:1 |
ディスプレイカラー | 16.7M |
色域 | sRGB100%カバー |
輝度 | 300cd/㎥ |
リフレッシュレート | 60Hz |
スピーカー | 背面2基 |
端子 | Mini HDMI、USB Type-C×2、2.5mmヘッドホンジャック |
梱包は必要十分
箱は本体がずれないようにきちんと設計されています。ケーブルも一つ一つラッピングされ、配置された場所からずれないように梱包されています。サプライズ感は0ですが、必要十分といったところでしょう。
開封からすぐに使える同梱物
同梱物には、本体・専用ケース(角度調整可能)・USB-Cケーブル×2・HDMIケーブル・電源アダプター・クイックスタートガイド・保証書が付属しています。
USB-Cケーブルはまったく同じモノでC-to-Cケーブルとなっています。予備としても使用できますし、他の用途で使用してもOKです。
開封後はUSB-CケーブルかHDMIケーブルを本体と出力したいものに挿せばそのまま使用できます。別途用意するものは特にないです。
2年の製品保証登録
製品を受け取ってから7日以内に指定URL登録すれば24ヶ月の製品保証が受けられます。登録する情報としては、名前、メールアドレス、注文情報の入力が必要のようです。
日本語対応の説明書
説明書は日本語にも対応です。不自然な日本語なく、図も丁寧に挿入されているため読みやすくなっています。
操作ボタンが使いやすい本体デザイン
左側面は3.5mmヘッドホンジャック、ロールタイプの操作ボタン、戻るボタンが配置されています。
操作ボタンをスクロールしてディスプレイの輝度調整、音量調整が可能です。なめらかな操作感となっており、使い勝手はかなりいいです。下にはLEDライトが搭載されており、接続を一目で確認できます。
右側面はMini HDMI端子、USB-Cポートが2つ配置されています。
背面はVESAマウントのネジ穴、スピーカー×2を搭載です。
マグネット部分は強力
本体には最初から保護ケース兼スタンドが付属されています。質感は少しチープですが、頑丈そうな素材が使われており、十分に機能を果たしてくれそうです。
そしてマグネット部分は非常に強力で、スタンドとして利用しても本体とケースにずれは生じなかったです。
非光沢4Kディスプレイは非常にきれいで情報量多め
非光沢の4K解像度なのでディスプレイは非常に美しく発色豊かです。画面縁は下が少し太いですが、バランス良く処理されていると思います。
4K解像度はフルHDの4倍に相当します。なので、1画面に表示できる情報量は非常に多いです。画像はYouTubeのサムネイルをフルHDと比較していますが、並べられるサムネイルの量に差があることがわかるはずです。
解像度はWindowsではMacでも自由に変更可能なので、自分にあった解像度で使用するのをおすすめします。
15インチサイズなので、常時4K画質で使用するのはちょっときついかなと思います。私はテキストベースでは1080pのフルHD、動画編集や画像編集でテキストを読む必要がないものは4K解像度以下を使用しています。
4K解像度は、状況に合わせて情報量を変えられるというのがメリットだと思っています。フルHD解像度だとそれ以上は設定出来ないので、サムネイルなどを多く並べたいときに不便。4Kはその不便さを解決してくれます。
色は寒色強め
S1 Proのディスプレイは冷たい感じです。キャリアブレーション機器がない場合は、ホワイトバランスを暖かくいじることでより綺麗なディスプレイに生まれ変わります。
非光沢で映り込みは少なめ
光沢タイプのディスプレイと比較して、非光沢は反射して気が散ることは少ないです。光量が多い場所でも集中して作業に取り組むことができるでしょう。ただ発色に関しては光沢タイプよりもワンランク落ちるので、ここは好みの問題になってくるかと思います。
IPSディスプレイならではの視野角
DragonTouch S1 Proは、IPSディスプレイとなってます。ナナメから見ても色の変化や明るさの変化は見られませんでした。一般的なPC作業では十分だと思います。
一本のケーブルで気軽に接続可能
モバイルモニターの良さはやはり気軽さです。こちらのモニターもC-to-Cのケーブル一本で接続しています。これで4K60Pの映像を映し出せるのは非常に快適です。
角度調整はイマイチ
付属のケースには2つの角度調整がついていますが、ここはイマイチと言ったところ。1段階目までは無段階で調整出来ますが、それ以降は、本体の重さでずれ落ちてしまうことがあります。
外部スピーカーは必要かも
背面にはスピーカーが2基ついていますが、この音質は微妙でした。こもっていて、高音に弱いように感じます。それでも音質を気にしないのであれば、十分に実用の範囲内かと思います。
音質にこだわる方であれば、外部スピーカーがおすすめです。
おすすめできる人
- お手頃な価格のモバイルモニターを探している
- 15.6インチで4K解像度を必要とする
- 動画編集・画像編集多め
おすすめしない人
- 4K解像度を求めない
- モバイルである必要がない人
まとめ
DragonTouch 4Kモバイルモニター S1 Proはセール時に約2.6万円〜購入できるコストパフォーマンスに優れる4Kディスプレイです。
この価格でsRGB100%、300cd/㎥の4Kが楽しめるなら結構いい商品だと思います。
イマイチな点として、スピーカーや角度調整を挙げましたが、このディスプレイの綺麗さなら十分に許容範囲だと思います。
ガジェオタ編集部(@gajeota_com)による記事です。ガジェオタは、国内スマホ・海外スマホを網羅した、日本最大級スマホデータベースです。スマホのスペック・価格・発売日・レビュー・口コミ・Antutuを全て網羅したサイトで、比較やランキングでおすすめの機種を見つけることができます。