realme GT Master Edition(グローバル版)レビュー!!久々に出会ったお気に入りのスマートフォン
想像以上だった。お気に入りの端末です。
AliExpress realmeAliExpress Official Storeから先日発表されたrealme GT Master Edition(グローバルバージョン)を提供していただいたのでレビューしていこうかと思います。
この端末、日本人デザイナーの深澤 直人 氏がスーツケースをイメージして造られたモデルとなっており、高級感はバッチリ。使っていてウキウキするデザインとなっています。
性能的にもSnapdragon 778Gが搭載されており、Antutu性能は50万点超え。十分すぎるパフォーマンスとなっています。
AliExpressでは本日より、販売開始クーポンセールを開催中!!開始6時間(2000台限定)は279ドル~(約3.1万円)で購入できるチャンス。この機会に触って見てほしい一品です。
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AliExpress realme GT Master Edition(グローバル版)
目次
realme GT Master Edition(グローバル版) と realme GT Master Explorer Edition(上位モデル)のスペック比較
realme GT Master Edition | realme GT Master Explorer Edition |
---|---|
Android 11、Realme UI 2.0 | |
Snapdragon 778G(6 nm) | Snapdragon 870 (7 nm) |
FHD+(1080p)Samsung有機EL | FHD+(1080p)Samsung有機EL 曲面 |
120Hzリフレシュレート、最大360Hzタッチレート | 120Hzリフレシュレート、最大480Hzタッチレート |
F1.8 64MP 25.3mm メインカメラ | F1.88 24mm Sony IMX766 OIS付きメインカメラ |
F2.3 8MP 15.8mm 超広角カメラ | F2.2 16MP 14mm 超広角カメラ |
F2.4 2MP マクロカメラ | F2.4 2MP マクロカメラ |
4300mAh 65W有線 | 4500mAh 65W有線 |
159.2 mm x 73.5 mm x 8.0/8.7 mm | 159.9 mm x 72.5 mm x 8.0/8.8 mm |
174/180 g | 183.5/185 g |
インド ₹25,999(約3.8万円)から | 中国 ¥2,599(約4.4万円)から |
上位モデルとの主な違いは、ディスプレイ・SoC・カメラ性能にあります。特にカメラはSony IMX 766のOIS(光学式手ブレ補正)が搭載されており、カメラ性能を求めるのであれば、Explorer Editionとなります。
しかし、使用してみた感じでは、realme GT Master Editionに搭載されるSnapdragon 778Gは優秀、カメラはOISほどの手ブレ補正は効きませんが、ブレのある写真は少なかったです。通常版でも大半の方は満足される性能です。
対応バンド
- 5G : n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78
- 4G : FDD-LTEバンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
- TDD-LTEバンド38/39/40/41
- 3G : Wcdmaバンド1/2/4/5/6/8/19
- 2G : Gsm 850/900/1800/1900mhz
5Gバンド以外、日本キャリアに対応です。
VoLTEについて
realme GT Master Editionは、SIM設定を終わらせばすぐにVoLTE接続可能です。実際にドコモ系SIMのLineモバイルを入れて通話をしてみましたがOKでした。アハモでもVoLTEが使えるはずです。
良い点
- プレミアム感あるスーツケースデザイン
- Samsung製の有機ELで発色きれい
- 強力な電子手ブレ補正
- 適当に撮ってもまとまるストリートモード写真
- Snapdragon 7シリーズとは思えない778Gチップセット
- 横幅73.5 mm、180g
- VoLTE対応で日本バンド対応
悪い点
- シングルスピーカー
- 夜間カメラの画質 メイン・超広角・デジタルズーム含む
- 夜間に失敗しやすいカメラ
この見た目!!かつてないほどのクオリティー
見てください。このかっこいいスマートフォン。こんなスマートフォン今までありましたか?
デザインは日本人デザイナーの深澤 直人 氏が担当しており、革素材を使用したスーツケースデザインとなっています。このrealmeのロゴが光の反射によって、ぴかーんって光るのがもうたまらんとです。ガジェオタ大興奮!!
手触りはOPPOのFind X2 Proなどに使用されたヴィーガンレザーのような手触りとなっており、サラサラしながらもグリップ感ある仕上がり。今回はブラックカラーですが、オンとオフ両方に馴染むデザインです。
しかもタダの1枚革になっているのではなく段階がついており、ベストなところで握ることが可能。防脂効果があり、長く使用しても汚い背面となっています。
耐久製も高く、インドのユーチューバーによると、カッターでようやく革が削れる程度です。このデザインに惹かれた方はもう購入してOKだとおもいます。
片手操作も余裕
realme GT Master Editionの横幅は73.5 mm、重量は180g。最近のスマートフォンとしては小型軽量になっています。
ベッドの上でゴロゴロ使用しても苦痛にはならないレベルですし、ズボンのポケットに入れても邪魔になりません。性能も良し、コンパクトさもOKです。
付属品のケースもオリジナル
付属品は、本体、ケース、保護フィルム(ディスプレイ装着済み)、充電器、USBケーブル、説明書、SIMピン。
付属ケースもオリジナル感のあるデザインとなっており、装着してもデザインを崩しません。ロゴ部分も光るように設計されています。
素材は普通のTPUって感じで、若干サラサラ強めとといったところです。
Snapdragon 778Gメッチャ快適、7シリーズで最高性能
realme GT Master EditionにはSnapdragon 778Gが搭載されています。このチップセットはQualcommから今年の5月に発表された最新のSoCで、7シリーズ(SD780G除く)で最強性能となっています。
Antutuスコアは約54万点をマーク。CPU・GPUともに15万点を超えており、ゲーミングからマルチタスクまでスムーズに動作します。
実際に使用して1週間程度になりますが、不満は0。Pixel 5や4aに使用された765Gや730Gのチップセットでは不満がありましたが、このチップセットで感じる不満はほぼないです。
この性能にレスポンスなら、普段からSnapdragon 8シリーズを使用していた方でも満足できると思います。ただ、ハイエンドの888や870搭載端末と比較すると、流石にワンテンポくらい差が開くときもあるので、ここらへんは理解して購入したほうがよさそう。
ブラウジング、ゲーム、SNSなんでもOK。ゲームもプロ選手を目指したり、最高の環境を求めないのであればこのSnapdragon 778Gでいいと思いますよ。
ディスプレイはSamsung製の120Hzリフレッシュレートでぬるっぬる
3万円クラスでもついにSamsungの有機EL搭載ですよ。さらに今回は120Hzリフレッシュレートディスプレイ。
iPhoneや古いAndroid機種(2年前くらい)は60Hzリフレッシュレートが標準的で、1秒間に60回しかディスプレイ更新が行えませんでした。しかし、この端末は1秒間に最大120回まで画面を更新でき、動作がなめらかに表示されます。
スクロール時や画面切り替えなどのアニメーションがぬるぬるに動いて、二度と60Hz、90Hzのディスプレイに戻れなくなるはず。
さらにディスプレイ輝度が高く、8月の太陽が差している場所でも視認性バッチリです。
高リフレッシュレート(90や120Hz)ディスプレイによくある低輝度時の見にくさも特になし。この価格で考えると素晴らしい品質だと思います。
日中カメラ
- F1.8 64MP 25.3mm メインカメラ
- F2.3 8MP 15.8mm 超広角カメラ
- F2.4 2MP マクロカメラ
メインカメラ
空模様をうまく表現できていて、なおかつ看板の色や建物のディティールが保たれています。ホワイトバランスもちょうどよく、目で見た色に近いです。不自然ではないですよね。
日中の写真撮影に関してはほとんどの人が満足行く写真に仕上がっていると思います。
ただ、若干全体的に暗めといった印象で、もうほんのちょっとだけ露出を上げてくれても良いんじゃないかと。ちなみにピントを合わせた後、上スライドで明るくできるので、そこまで重視しなくてもいいかもしれません。
Xiaomiの防犯カメラをパシャリ。これ良いんですよ。外から家の中の状態を見れるし、動いているものがあったら報告してくれます。
という話は置いといて、室内の物撮りでも若干ノイズはあるものの、ブログやSNS投稿では十分かと。
アラを探さなければ室内の物撮りでも十分な写真に仕上げることが可能です。
Amazon Xiaomi Mi 360°家庭用スマートカメラ 2K
超広角カメラ
超広角も日中ならメインカメラ同様に問題なく使用可能です。ただ、メインカメラよりも解像度が低く、8MPとなっているので、拡大すると情報が欠けてしまうことも。
それでも作品を作らないのであれば、全体的に整った画質になっていると思います。これで十分、と思う方が大半でしょう。
デジタルズーム2倍、5倍
realme GT Master Editionは光学式ズームを搭載していないため、通常画角を引き伸ばすデジタルズームとなります。
解像感は2倍、5倍と確実に落ちていきますが、5倍程度なら実用レベルかもしれません。看板の文字もはっきり確認することができ、日常的に使用するならこれでいいレベル。
これ以上を求めるのであれば、ハイエンドクラス(10万円)のスマホを選択したほうが無難です。
夜間カメラ
メインカメラ
夜間に駅を撮影。全体的に暗く、ノイズによるザラつきも発生しています。
OnePlus Nord 2と比較。こちらはビルの看板や手前の道路がきれいに描写できており、realmeの力不足を感じるはずです。
少し明るい場所に移っても結果は変わらず。やはりrealme GT Master Editionに搭載されるセンサーは、暗所に弱いです。
ただこれで良いという方もいるはずです。私は普段からハイエンドなスマートフォンを使っていて、良い画質に慣れすぎてるというのもあります。
夜間の室内。照明だけで照らしていますが、色アセたりせず、しっかりグラノーラが撮影できています。拡大すればノイズはありますが、十分でしょう。
道端の草木を撮ってみました。やはりちょっと暗いですね。ノイズ感も強く、ピントの当たっている部分のカリカリ感もないです。
一方OnePlus Nord 2は流石ですね。明るく撮影できていますし、水滴のディティールも保たれています。カメラフラッグシップを謳っているだけはあります。
超広角カメラ
超広角カメラの夜間性能もメインカメラから引き続き微妙な画質です。ザラつきが多く、全体的にもやっとした画像に仕上がっています。
夜間の室内はこんな感じ。駅の中の明るさだと超広角カメラでも十分に撮れてると思います。これだけきれいに撮れればストレスなく使用できます。
夜間メインカメラとの差
一通り撮った感想では、メインカメラと比較して、超広角カメラは暗くて、解像感のない写真に仕上がることが多かったです。
デジタルズーム2倍
夜間のズームは厳しさもありますが、2倍程度なら記録にはなると思います。駅周辺の明るさは中位のところで試しましたが、まだ許せる範囲内の画質にはなっているかと思います。
ただし、本当に暗い、照明がちょっとだけのところなら、デジタルズームでの撮影はきついかもしれません。
一応OnePlusの2021年フラッグシップでも撮りましたが、こちらもノイズ感があり、画質劣化があります。ハイエンドクラスのスマホでもこれですから、realmeは十分に撮れているといってもいいかもです。
もし夜撮るならナイトモード(夜景モード)を駆使してください!!
realmeの端末はこれまでいくつか使用してきましたが、ソフトは優秀な方です。先程の通常メインカメラで撮影したものをナイトモードで撮影してみましたが、このとおり。
ビルの上部やマンションがくっきりはっきり描写されています。夜間撮影するならナイトモードを活用することをおすすめします。
ポートレートモード
こちらは日中のポートレート機能。切り株にピントを合わせていますが、かなり頑張っている印象。雰囲気ありません?流石に一眼レフで撮ったような自然なボケにはなっていないですが、ボケの切り返しがきれいに処理されているように感じます。
夜間も撮ってみました。ピントは一番手前。こちらも良くボケており、きれいにデジタル処理されています。奥のライトが飛びすぎているようにも感じますが、雰囲気は悪くないです。
インカメラ
インカメラには32MPのSonyカメラが搭載されていますが、日中だと解像感はかなり高いです。髪1本1本がきれいに描写できています。階調も広く、白飛びや黒飛びにも強いカメラとなっています。
下手したらそこらへんの2万円クラスのスマホの背面カメラよりも良く映るかもしれません。もし購入されることがあれば、是非試し撮りしてみてほしいです。
インカメラポートレートモード
これは微妙。インカメラの解像感はありますが、デジタル処理されるボケが明らかに不自然です。例えば、ボケ処理が髪にかかっていたり、ボケたらだめなところがボケたりと、何回か試してみましたが精度はイマイチでした。
初搭載のストリートモード
realme GT Masterシリーズは、多くのプロフォトグラファーとコラボして開発したストリートモードを搭載しています。
カメラアプリ内のストリートモードを使用すると、今まで倍率表示(0.6×、1×、2×、5×)だったものが、16mm、24mm、50mm、120mmと表示され、計8種類のフィルターを適応して撮影することができます。
こんな感じで適当にとっても映える写真を簡単に撮ることができます。使い所は難しいかもしれませんが、撮ってると楽しめるものに仕上がっており、この端末を手にしたら是非試してもらいたいです。
ちなみにストリートモードは、カメラアプリ→設定から使用することができ、カメラアプリ上のフィルター効果を使用して撮影できます。
フレア・ゴースト(メインカメラ)
realmeのほうが若干OnePlusよりも抑えられている用に感じます。日中の撮影でも特に困るようなことはありませんでした。
バッテリー持ちいい、発熱も普通
realme GT Master Editionのバッテリー関係はかなり優秀です。
OnePlusの65W急速充電器を使用して約40分で充電完了。バッテリー持ちもSnapdragon 888と比較してもよく持つ印象で、発熱に関してもうまく抑えられています。
Snapdragon 778Gが優れているのか、realmeのコントロールがうまいのかは不明ですが、バッテリー周りに不満はありません。
realmeUI バージョン2.0は、カスタマイズ豊富なんだけどシンプルな雰囲気はある
realme GT Master Editionには、最新のAndroid 11ベースで開発されたrealmeUI バージョン2.0がプリインストールされています。
このOSの特徴としては、シンプルな雰囲気でカスタマイズ豊富というところにあって、OPPOのColorOSに近い作りになっています。例えばダークモードの自動切り替えや豊富なAOD(常時オンディスプレイ)テーマなどを含みます。
ただし、初期インストールが多く、最小まで削ったとしても、ビデオやレコーダー、音楽などのオリジナルアプリが残ります。また、Netflixも無効化orアンインストールを初期状態では行えず、使用しない人にとっては邪魔になるかもしれません。
残念なことにシングルスピーカー、3.5mmイヤホンジャックはある
ここまで持ち上げてきたrealme GT Master Editionですが、一点だけ、ここだけが残念なんです。
それはスピーカーが一つだけという点です。最近ではXiaomi系のPOCOスマートフォンやOnePlusスマートフォンが2万円〜4万円クラスでデュアルスピーカーを搭載したりしている中、シングルスピーカーという点は満足度が低いかもしれません。
そして、シングルスピーカーでも力強い音質になっていれば話は別ですが(Huawei P40 Proなど)、ちょっとしょぼい。
本当にここだけ、ここだけがこの端末の際立って悪いところです。
まとめ
ミッドレンジクラスでデザイン、安定性、満足度を求めるなら2021年はこれでいいと思います。
ただ、カメラ性能については過度な期待はしないほうが良いかと。
OIS非対応で、おそらくSamsung製の下位センサーが搭載されています。なので画質を求めるのであれば以前レビューしたOnePlus Nord 2がおすすめです。
性能についてはSnapdragon 7シリーズ(SD780Gを除く)で最高の性能を搭載しており、安定性やバッテリー持ちがいいです。
少し遊びを効かせたサブスマートフォンでもいいですし、バリバリメインでも使っていけると思います。
AliExpressでは本日より、販売開始クーポンセールを開催!!開始6時間(2000台限定)は279ドル~(約3.1万円)で購入できるチャンス。この機会に触って見てほしい一品です。
- 10ドルオフ クーポンコード : GTMEJP10
AliExpress realme GT Master Edition(グローバル版)
ガジェオタ編集部(@gajeota_com)による記事です。ガジェオタは、国内スマホ・海外スマホを網羅した、日本最大級スマホデータベースです。スマホのスペック・価格・発売日・レビュー・口コミ・Antutuを全て網羅したサイトで、比較やランキングでおすすめの機種を見つけることができます。