M1搭載のMacBook Air・Mac mini・MacBook Proのスペックと価格｜前世代との違いは？

11日、Appleは米国カリフォルニア州クパティーノ本社である「アップルパーク」でスペシャルイベントをオンラインで開催しました。

先にリリースされたiPhoneの12と新型iPad、Apple Watchなどに続き、その時に公開できなかった「次世代Mac」3種類を公開しました。

今回の次世代Macは見た目上では、既存製品で大きく違いはないように見えますが、Appleが直接開発したM1 プロセッサーを搭載したという点で目を引きます。

それだけ製品の実際の性能と市場の反応はもちろん、アップルの今後の戦略において非常に重要な役割を担う見通しです。

以下はAppleが公開した3つの製品です。

「MacBook Air」のスペック・価格

M1プロセッサを搭載した初のMac製品は当初の業界予想通り、新型「MacBook Air」でした。デザインや見た目は、前世代の製品との大きな違いはないですが、最大3.5倍の処理性能と5倍速くなったグラフィックス性能、9倍改善された人工知能（AI）の性能を提供し、プロの作業に支障がないということが、Apple側の説明です。

特に最適化された電力設計で発熱を最小限に抑え、冷却ファンがない構造で完全な静音を実現しました。

バッテリーは、インターネット検索は約15時間、連続映像再生時最大18時間まで使うことができ、外での作業可能時間が大幅に増加しました。

そのほかM1ベースの新型のMacBook Airの13.3インチディスプレイは、P3広色域（P3 wide color gamut）に対応します。

メモリは最大16GB、ストレージは最大2TBのSSDを搭載します。価格は999ドル（約105,000円）から開始します。オペレーティングシステムは、新macOSである「Big Sur」が搭載されます。

「Mac mini」のスペック・価格

Appleの小型デスクトップ「Mac mini」もM1プロセッサーが搭載されました。以前と同じように超小型のデザインに、基本的な構成は、M1ベースの新型のMacBook Airと大きな違いはありません。

ただし、同じM1でも、ヒートシンクと冷却ファンで構成されたアクティブ冷却システムを搭載したのが、MacBook Airとの最大の相違点です。

新型Mac miniは、既存の製品に比べ、最大3倍の高速なCPU性能と6倍高速のグラフィックス性能、15倍の人工知能（AI）の性能を提供し、新型MacBook Airのと同様に、準専門家級の生産性が発揮できます。

電力の効率は60％も良くなり、最大6K解像度の外部ディスプレイを接続することができます。

入出力端子は、2つのサンダーボルト4/ USB4ポートとHDMI、ギガビット・イーサネット、2つのUSB、3.5㎜オーディオ端子などを装備のMacBook Airよりも高い拡張性を備えています。

同様に、最大16GBのメモリと2TBのSSDを搭載し、価格は699ドル（約74,000円）から販売されます。

「MacBook Pro」のスペック・価格

ハイスペック製品は多少遅れて現れるという予想に反して、MacBook Proの13インチモデルも今回登場しました。画面サイズは、「新型MacBook Air」との同じく13.3インチですが、ヒートパイプとヒートシンク、冷却ファンなどで構成された冷却ソリューションが適用され「プロ」向けの性能を提供します。

既存のMacBook Proに比べ、最大2.8倍のCPU性能と5倍に達するグラフィックス性能を提供し、AI加速性能も11倍向上しました。

バッテリーはMacBook Airのよりも長い17時間（一般業務）〜最大20時間（映像再生）の使用時間を提供します。

そのほかのMacBook Proでのみ提供されるスタジオレベルのマイク設定とタッチバー（Touch Bar）を備えています。

ディスプレイは、P3広色域に対応するレティナディスプレイが搭載されました。

同じM1プロセッサーが搭載された「MacBook Air」と「Mac mini」と同様に、メモリは最大16GB、SSDは最大2TBです。

価格は1299ドル（約137,000円）から販売されます。 M1プロセッサを搭載した次世代の製品は、上記のMacBook Air、Mac mini、MacBook Pの3種類です。

M1チップが持つ意味

M1チップに関するより詳しい情報はこちらの記事からご確認ください。

Source : it.chosun