OnePlusがコンセプトデバイスを発表｜色が変化するフィルムを搭載

OnePlusは、「OnePlus 8T Concept」と名付けられた新しいコンセプトデバイスを発表しました。既存のOnePlus 8Tをベースに、同社が取り組んできた技術の一部を披露します。

OnePlus 8T Conceptは、背面ガラスの下に色が変化するフィルムを挿入しました。フィルムには金属酸化物が含まれており、金属イオンの価数を変化させることで、印加電圧に応じて色を変化させることができます。フィルムの色は、灰色から青色へと変化します。

もう一つ、OnePlus 8T Conceptが標準の8Tと異なる点は、電磁波を送受信できる「mmWaveレーダーシステム」を搭載していることです。これにより、レーダーシステムは物体を知覚し、画像化し、位置を特定し、追跡することができます。ミリメートルレベルで実行でき、光学ToFシステムでは不可能な方法であらゆる照明条件で機能します。

OnePlusによると、色が変わるガラスは通知システムとして利用することができます。リアカメラシステムの下に埋め込まれているmmWaveレーダーは、手のジェスチャーを検出するために使用することができ、例えば、デバイスに手をかざすことで通話を出たり、拒否したりすることができます。

また、OnePlusは呼吸モニターアプリも作っており、mmWaveレーダーを使って胸の動きを追跡し、呼吸速度を計算できるようになっています。

OnePlus 8T Conceptは、OnePlusの「OnePlusガウディ」と呼ばれるチームによってデザインされました。今年初めに同社がCES 2020で発表したOnePlus Concept Oneデバイスを制作したのと同じチームです。チームガウディは、深セン、台北、ニューヨーク、インドの39人のデザイナーで構成されています。

Concept Oneと同様に、OnePlus 8T Conceptは販売を目的としたものではありません。同社が現在取り組んでいる技術の一部を紹介しているだけで、将来的には別の形でデバイスに搭載される可能性があります。

Source : gsmarena