Qualcomm、ミドルレンジSoC「Snapdragon 678」を発表

Qualcommの新しいSoC「Snapdragon 678」が発表されました。2018年10月に発売されたSnapdragon 675よりも性能が向上しています。

Snapdragon 678は、11nmプロセスをベースにしたオクタコアSoCです。4Gのみ対応するSoCで、Snapdragon X12 LTEモデムを搭載しており、ダウンロード速度は最大600Mbps、アップロード速度は最大150Mbpsを実現しています。また、4K動画撮影やデュアルバンドWi-Fi、NFCにも対応しています。

Qualcomm Snapdragon 678 SoCのスペック、特徴

クアルコムは公式ブログの記事で、Snapdragon 678が「アップグレードされたパフォーマンス、ダイナミックなカメラ機能、強化されたストリーミング機能を備えたプレミアムモバイル体験に対する高い要求に応える」と述べ、新しいSoCを発表しました。これは、2年以上前に発売されたSnapdragon 675 SoCの後継となります。

Snapdragon 678には、クアルコムのKryo 460オクタコアCPUが搭載されており、最大2.2GHzのクロック速度で、Snapdragon 675の最大2GHzのクロック速度よりもわずかに速くなっています。

Snapdragon 678のCPUには、Qualcomm Adreno 612 GPUが搭載されており、同社によると、「グラフィックスレンダリングを高速化し、フレームドロップを抑えた高フレームレートでシャープで生き生きとしたビジュアルを実現できる」ということです。

ネットワークの接続性については、Snapdragon 678にはQualcomm Snapdragon X12 LTEモデムが搭載されており、ピーク時のダウンロード速度は600Mbps、アップロード速度は150Mbpsとなっています。

デュアルSIMデュアルVoLTE、デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 5.0、NFC、Beidou、Galileo、GLONASS、GPS、QZSS、およびSBASをサポートしています。また、USB Type-CインターフェイスでUSB 3.1をサポートし、Qualcomm Quick Charge 4+技術に対応しています。

Source : gadgets.ndtv