XiaomiがMi Air Charge技術の特許を取得|家庭内の電線がなくなる?
ここ数年、Xiaomiは新技術をリードしている数少ないスマートフォン製造メーカーの一つです。例えば、Mi MIXはベゼルレスブームの火付け役となったスマートフォンです。
Xiaomiはまた、80Wワイヤレス充電技術などの発表で、充電技術のパイオニアであることを証明してきました。Xiaomiは今日、ケーブルやワイヤレス充電スタンドを必要とせずに複数のデバイスを同時に充電できるMi Air Charge 技術で他社より一歩進むことができました。
Xiaomiによると、特許を取得したMi Air Charge技術は、ビームフォーミング技術を利用してミリ波を直接デバイスに送るための特別な自社開発のタワー/ボックスのようなデバイスを利用しているとのことです。電波(ミリ波)は電力に変換され、デバイスを充電します。
充電タワーには5本の位相差検出アンテナがあり、部屋の中のスマートフォン(または対応機器)の位置をミリ秒単位で特定できます。また、ミリ波を転送する144本のビームフォーミングアンテナを搭載します。
スマートフォン本体には、充電器に搭載されているものと同様のアンテナアレイが2つ搭載されているが、サイズは小さくなります。
Xiaomiが新技術を示す短い動画を公開しました。動画では、技術の背後にある箱のようなデバイスの様子も確認できます。
Xiaomiによると、現時点では、Mi Air Chargeは、最大電力5W(デバイスあたり)の長距離で複数のデバイスを同時に充電することを対応しています。スマートフォン用の同社の80Wワイヤレス技術よりもはるかに遅いですが、Xiaomiの主な目標はスマートフォンではなく、より小型のデバイスや家電製品のようです。
昨年Lin Binの後任として就任したXiaomiのモバイル部門の新責任者であるZeng Xuezhong氏の微博(Weibo)の投稿によると、将来的にはスマートウォッチやフィットネストラッカーなどのウェアラブルデバイスをMi Air Chargeで充電させる計画があります。
また、スピーカーやデスクランプなど、家庭内の他の小型機器にも電力を供給できるようになると期待されます。最終的な目標は、ほとんどの家庭にある面倒な電線をなくすことです。
Source : gizmochina
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