Xiaomiの200W急速充電技術、800回充電しても80%以上のバッテリー性能維持が可能
Xiaomiは先日、スマートフォン史上最も高速な200Wの急速充電技術を正式に発表しました。その充電速度は有線200W(100%まで8分)、ワイヤレス120W(100%まで15分)というもので、従来のスマートフォンの充電からは考えられない速度を実現しています。
Xiaomiによると、200Wの急速充電のバッテリーは、800回充電を繰り返しても80%以上のバッテリー性能が維持できるとしています。中国では400サイクル後に60%が保持要件としていますが、新技術はそれを上回っています。
充電の安全性については、Xiaomiのエンジニアによると、200Wの急速充電には主に4つの方法で保護されるとのことです。1.充電温度、2.充電電圧、3.充電電流、4.充電プロトコル。更には合計40の複数の安全保護対策があるとしています。
マザーボードにはXiaomi独自の独立したMCU、Type-Cポートの劣化を防ぐ耐食性ロジウム-ルテニウム合金材料など、急速充電により適した素材、設計を採用しています。Xiaomiは充電ポートの温度を検出するために、Type-Cポートに過熱保護検出回路を設計しました。温度が上昇すると、時間の経過とともに充電電力が低下したり、充電経路が遮断したりすることができるようです。
いずれにしてもこの充電技術はいつ製品化されるかは不明。OPPOやvivoなど、他のスマートフォンメーカーも独自の充電技術発表が期待できるので、今後のハイエンドスマートフォンに期待です。
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