EUはスマホの充電器を「USB-C」に統一する法案を進める|Appleに大きな打撃が予想される

欧州連合（EU）はモバイルデバイスの充電方式をUSB-Cケーブルで統一する予定です。これにより、ライトニング端子にこだわっているAppleが大きな打撃を受ける見通しです。

APをはじめとする海外メディアによると、EU行政部門の役割を果たす欧州委員会（EC）が、23日にUSB-Cをスマートフォン充電ケーブルの標準的な方法として定めることを骨子とする法案を提案したとのことです。

ECは、来年中に法案を確定し、1年間の猶予期間を経た後、2024年半ばからの充電器の標準化法を適用するという計画です。

充電器の統一で時毎の年電子ゴミが1万1千トン削減

EUの内需市場担当委員は、「より多くの機器が販売され、相互に互換性がないか、必ず必要としない充電器がますます多く売れる慣行に終止符を打とうする」と述べました。

彼はまた、「今回提案した法案に基づいてEU消費者はすべてのスマホに、単一の充電器を使用できるようになるだろう」とし「今回の措置は、利便性を向上させゴミを減らす重要な第一歩になるだろう」と強調しました。

ECによると、ヨーロッパの人は一般的に少なくとも3つのほどの充電器を保有しており、そのうちの2つのみを定期的に使用することが分かりました。一方、調査対象のうち38％は、互換性のある充電器を探せず、充電できなかった経験を１回以上したことが分かりました。

新しい法律が発効された場合、このような無駄と不快感の要素を解消することができるものと期待されます。 ECは充電器の標準統一措置で、毎年1万1千トンに達する電子機器のゴミを減らすことができると期待しています。

Source : zdnet