NvidiaはCPU開発を推進し、イスラエルでの採用を開始

2020年9月、Nvidiaはイギリスのデザイン会社ARM Ltdを400億ドルで買収する計画を発表しました。

それ以来、この合併は英米の規制当局から厳しい監視を受けており、連邦取引委員会（FTC）は、FTCが重大な反競争的結果を生むと考える取引に参加したとして、NVIDIAに対する法的措置まで進めています。

しかし、Nvidiaは2021年に「Nvidia Grace」と名付けられたArmベースのデータセンター向けCPUを発表し、CPU市場への参入を表明しており、買収には固執しているようです。

今度のデータセンター用CPUは、IntelやAMDのx86ベースのソリューションに対抗するものと言われています。

さて、Globesの新しいレポートによると、Nvidiaは最近、イスラエルでCPU開発のためのエンジニアを大量に採用しているとのことです。エンジニアは、ハードウェア、ソフトウェア、およびアーキテクチャの開発を含む幅広いポジションで募集されています。

NvidiaのCTOであるMichael Kagan氏は、「ユニークな才能の宝庫であるイスラエルは、世界の技術エコシステムにおいて重要な役割を果たしており、ここに新しいCPUグループを設立できることに興奮している」と述べています。

この分野と、スタートアップや開発者向けのユニークなプログラムを通じて地域のエコシステムを支援する広範な活動の両方で、現地の研究開発活動をさらに成長させることを楽しみにしています。"と述べています。

ケイガンの声明によると、Nvidiaはイスラエルを今後のARMベースのCPUの研究開発拠点にすることを計画しているようです。

CPUグループは、現在イスラエルで活動しているさまざまなグループに加わり、次世代高速ネットワーキングやHPC技術に取り組み、NvidiaのDPU（データ処理ユニット）開発、AI研究などをリードすることになるといいます。

同社は以前、2020年4月にイスラエルのコネクティビティ企業Mellanoxを70億ドルで買収し、その結果、同地域の従業員数は2,800人にまで増加しました。今回の報道によると、来年には数百人単位で採用が増えていくという見方です。

Source : Gizmochina